不動産売却を検討しているけれど、いくらで売れるか知りたい方も多いのではないでしょうか。
不動産の相場価格は、自分でも調べることが可能です。
そこで今回は、不動産の相場を知る方法と査定の種類をご紹介します。
それぞれの特徴を知ることで、売却も有利に進むはずですので、ぜひ参考にしてみてください。
不動産売却で査定前に相場を知る方法
不動産は立地や間取り、周辺環境などあらゆる条件を基に価格が決まります。
その際、スムーズに売却取引を進めていくために、不動産会社はある程度の相場を設けることが一般的です。
相場を決めておけば、似たような物件があった際も素早く価格を決定でき、差が生じることも少なくなるでしょう。
不動産売却を検討している場合は、査定前に自分で相場を調べることをおすすめします。
住宅の価格相場を知る方法は、類似物件で比較する方法と公的な価格を調べる方法の2つです。
近隣相場を基準とする場合は、売却予定の不動産と似たような間取りやエリアを選定しましょう。
公的価格は地価公示や都道府県地価、相続税路線価などを参照することで価格の推移を把握できます。
不動産売却の査定方法①机上査定
簡易査定とも言われる机上査定では、大まかな売却価格を知ることが可能です。
物件に訪問することもないため、短時間で価格を算出できるメリットがあります。
類似物件の相場価格や公示地価、過去の取引などを根拠に想定価格が導き出されます。
ただ、書類や実績でしか判断できないため、特徴的な住宅や周辺環境が重要な土地には向きません。
机上査定は、売却を決めかねている段階の方や目安を知りたい方などおすすめです。
不動産売却の査定方法②訪問査定
具体的な売却価格を知りたい場合は訪問査定をしましょう。
訪問査定には書類上の査定に加え、現地査定も含まれます。
立ち会いの必要もあり、結果が出るまで1週間から10日ほど掛かるのが一般的です。
その分、精度の高い査定結果を得られるため、売却までの計画が立てやすいメリットがあります。
訪問査定によって提示される価格の根拠となる情報は、建物の状態や周辺環境、駅からの距離などさまざまです。
マンションの場合は、共用部や近隣住宅の情報も査定対象に含まれます。
訪問査定を依頼する場合は、当日までに部屋の片付けや設備の修繕、書類の準備などを済ませておくことをおすすめします。
また、当日は日当たりや騒音など気になることも正直に伝えるようにしましょう。
買主が決まり、引き渡し後に発覚すると、損害賠償を請求される可能性もあります。
まとめ
不動産の相場価格は、近隣物件や公的価格を参照することで分かります。
事前に相場を把握しておくことで、売却の道筋も立てやすくなるでしょう。
また、不動産査定には机上型と訪問型があります。
それぞれの特徴をよく理解し、状況に合わせて利用していきましょう。
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